全方位型表示システム向け人物動作伝送システム

坂本 尚久  安原 幸生  久木元 伸如  江原 康生  小山田 耕二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J88-D2   No.8   pp.1539-1548
発行日: 2005/08/01
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 特集論文 (画像の認識・理解論文特集)
専門分野: 三次元形状
キーワード: 
三次元形状復元,  全方位型表示システム,  視体積交差法,  並列ボクセルカラーリング,  

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あらまし: 
本論文では,多視点カメラ映像を用いて撮影された動きのある人物像を実時間で三次元データに変換し,ネットワーク転送によって遠隔地の全方位型表示装置に立体表示が可能なシステムを提案する.本システムでは,複数の映像から視体積交差法を利用することにより対象となる人物像をボクセルとして復元する.復元されたボクセルは,物体の有無だけを表現しており,引き続き,ボクセルを各映像面に射影することにより得られるテクスチャ情報を用いたカラーリング処理が必要となる.このカラーリング処理では,ボクセルの可視判定処理が重要となる.本研究では,映像撮影から表示までを実時間処理するために,カメラ単位での人物バッファを用いた並列カラーリング処理手法を開発し,ボクセルの実時間可視判定を実現した.本システムの有効性を検証するためにカメラ5台とPC6台からなる多視点カメラ映像処理実験システムを試作し,動きのある人物像を用いて,復元の空間解像度が 96 × 96 × 96(ボクセルサイズ10 mm)の場合について,2.63 FPSの性能を達成した.また,復元されたデータをいったん保存することなく直接全方位型表示装置にネットワーク転送し,表示することで本システムの有効性が確認できた.