多数の特徴量からの特徴選択による乳房X線像上の腫瘤影判別精度の改善と高速な特徴選択法の提案

根本 充貴  清水 昭伸  萩原 義裕  小畑 秀文  縄野 繁  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J88-D2   No.2   pp.416-426
発行日: 2005/02/01
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 生体工学
キーワード: 
計算機支援診断システム,  乳房X線像,  悪性腫瘤影,  前向き逐次選択法,  二段階選択法,  

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あらまし: 
本論文では,乳房X線像上の悪性腫瘤影の判別精度の向上を目的として,従来の研究と比べて10倍以上の490個の特徴量を用意し,そこから判別に有効な準最適特徴量セットを前向き逐次選択法を用いて選択した結果について述べている.ここで,実際の1,698枚の乳房X線像を用いた実験では,悪性腫瘤影の拾いすぎは従来よりも約40%減少(1.98個/画像から1.12個/画像)できることが分かった.次に,逐次選択法の計算量を理論的に評価し,これ以上の数の試料画像や特徴量を用いると,逐次選択法であっても計算量が膨大になり,実際には実行不可能になることを明らかにする.更に,特徴量の選択処理を2段階で行う新しい高速な方法を提案する.この新しい選択法を用いて上記と同じ特徴量選択実験を行ったところ,検出精度に関しては同程度,かつ,高速に選択処理が行えることが確認された.