部分構造化とウェーブレット変換を用いたポリゴンメッシュデータの効率的表現

川中 彰  本多 敦史  福田 光一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J88-D2   No.11   pp.2177-2186
発行日: 2005/11/01
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・映像処理
キーワード: 
三次元画像モデル,  ポリゴンメッシュ,  ウェーブレット符号化,  部分構造化,  SFQ,  

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あらまし: 
三次元画像モデルの汎用的表現に用いられるポリゴンメッシュの効率的表現法は,それを構成する多角形の連結特性を維持する方法と変更する方法に大別される.前者はオリジナルモデルの完全な再構成が可能であり,後者は完全再構成できないが,連結特性を変更することでウェーブレット符号化が適用でき,符号化レートが低い場合には前者を大きく上回る性能をもつことが示されている.本論文では,複雑な連結特性をもつポリゴンメッシュに対して,それを構成する頂点をいくつかの三角形格子平面上のノードに割り付けることにより部分構造化し,得られた構造化幾何及び特性データに適合した新しいウェーブレット変換を適用する方法を提案している.このとき,一つの頂点を複数のノードに割り付けることにより,頂点から出ている辺の個数が6以外の頂点を含むモデルに対しても,その連結特性を維持して構造化している.同一の頂点が割り付けられたノードの中の一つを代表ノード,その他を拡張ノードとし,代表ノードを隔てる連続する拡張ノードを縮退しウェーブレット係数を得る新しい方法を用いている.実験結果から,提案法は低レートでは符号化特性を大きく改善し,高レートでは従来の完全再構成できる方法と同程度の特性を得ており,その有効性が示されている.