VFS on VFS:UNIXにおける柔軟なファイルシステム利用法の提案

竹内 一弓  中山 泰一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J88-D1   No.2   pp.240-250
発行日: 2005/02/01
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 特集論文 (システム開発論文特集)
専門分野: オペレーティングシステム
キーワード: 
オペレーティングシステム,  ファイルシステム,  

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あらまし: 
UNIX系のOSではVFS機構により,一つの計算機上で複数の様々なファイルシステムを利用できる.しかしVFS機構を利用した場合,各ファイルシステムをそれぞれディレクトリ単位で区別して使う必要がある.そのため,通常では一つのディレクトリに複数のファイルシステムをマウントして使い分けることはできない.このため,NFSやtmpfs等の様々な特徴をもったファイルシステムが有効利用しきれていないという問題がある.この問題に対し,本研究では同一ディレクトリに複数の任意のファイルシステムの名前空間を重ね合わせ,透過的に扱えるファイルシステムTAKFSを提案する.TAKFSでは,各ユーザがあらかじめパラメータと組み合わせて,どのようなファイルをどのようなファイルシステムに置きたいかを設定することで,透過的かつ自動的にファイル実体を各ファイルシステム間で振り分ける.TAKFSを用いれば,現在存在するファイルシステムを一切変更なく使用し,柔軟に利便性が高いシステムを構築できる.