ニューロン型導電性高分子ネットワークの作成と応用

藤井 雅治  阿部 周平  永原 弘統  井堀 春生  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J88-C   No.4   pp.226-233
公開日: 2005/04/01
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Print ISSN: 1345-2827
論文種別: 招待論文
専門分野: 
キーワード: 
ニューロン,  導電性高分子,  デバイス,  ネットワーク,  学習効果,  

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あらまし: 
導電性高分子の電解重合法によって形状がニューロンに似た導電性高分子を合成することができる.これは導電性高分子の成長パターンが重合条件に依存する性質を利用したもので,重合中に重合条件を変化させ,核になる部分や軸索などの部分を作成することができる.更に電極構成と電圧印加の方向を考慮すれば,ネットワークを作成することもできる.ただし,結ぶ核と核を選ぶことはできるが,その間にどのようなパスが形成されるかは,そのときの重合/環境条件に依存する.また,導電性高分子の多くの特性を考慮することにより,ネットワークのパス間の導電率がそのパスを流れるパルスに依存させることができれば,ニューラルネットワークのような応用が考えられる.この場合,核間のパスの幅や本数がパスの重みの初期条件となる.これは環境変数が初期条件に反映された素子と考えることもできる.本論文では,このような導電性高分子のネットワークの作成とその応用について考察している.