動的なサブネット構成により管理作業を削減したIPルータ自動設定方式

堀 賢治  吉原 貴仁  堀内 浩規  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J88-B   No.7   pp.1213-1226
発行日: 2005/07/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (ネットワークオペレーションと資源管理論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
IPルータ自動設定,  動的サブネット構成,  ARCP,  DHCP,  DSC,  

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あらまし: 
非専任のネットワーク管理者が想定される中小企業や学校等の環境では,管理作業の削減が課題である.この課題解決の一環としてIPルータを集中一括して自動設定するARCP(Automatic Router Configuration Protocol)を用いる場合,管理者が与える静的なIPサブネットの定義を稼動中に追加,変更できないDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバによってIPアドレス割当を管理していた.このため,数多くのIPサブネット定義を与える初期設定作業や,定義を追加,変更する設定変更作業などが管理者の負担となる.そこで本論文ではDHCPサーバを,IPルータやホストからのIPアドレス割当要求に応じ,IPサブネット定義を稼動中に生成,変更できる動的サブネット構成(Dynamic Subnet Configuration:DSC)サーバへと拡張して管理作業の削減を図る.小規模なネットワークを想定した机上評価において,DSCサーバはDHCPサーバに比して,設定項目数の観点から初期設定作業を60~90%,設定変更作業を90%以上削減できることを示すとともに,IPルータの初期設定所要時間はほとんど増やさないことを実装評価により示す.