マルチキャリヤシステムにおける伝送路推定法と推定精度

平 明徳  原 嘉孝  石津 文雄  村上 圭司  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J88-B   No.4   pp.751-761
発行日: 2005/04/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 地上無線通信
キーワード: 
移動通信,  伝送路推定,  周波数選択性フェージング,  高速フーリエ変換,  MC-CDMA,  

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あらまし: 
本論文ではバースト通信を行うマルチキャリヤシステムにおける伝送路推定方式,及びその推定精度について述べる.OFDMに代表されるマルチキャリヤシステムでは,既知信号を用いて各サブキャリヤの伝送路情報を推定し検波を行うため,伝送路推定精度が伝送特性に大きな影響を与える.また,OFDMにキャリヤ方向の符号拡散を組み合わせたMC-CDMA方式では,受信機において各サブキャリヤの伝送路情報に基づき,サブキャリヤ間の信号合成を行う.合成後の信号品質は伝送路推定法の精度に大きく依存するため,マルチキャリヤ方式に適した伝送路推定法及びその精度を把握することは重要な課題である.本論文では,既知信号の時間領域における相関演算を用いる時間領域伝送路推定法と,既知信号のFFT結果を用いる周波数領域伝送路推定法について,その推定精度を解析的に示すとともに,演算量削減手法を提案する.最終的には,計算機シミュレーションにより,これら伝送路推定方式を適用した場合の定量的な受信特性を求め,各方式が受信信号品質に及ぼす影響を明らかにする.