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OBSネットワークにおいてバースト信号長制御,オフセット時間制御,部分廃棄を組み合わせたQoS差別化方式
藤井 敬人 荒川 豊 笹瀬 巌
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J88-B
No.1
pp.197-209 発行日: 2005/01/01 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 1344-4697 論文種別: 論文 専門分野: 光ファイバ伝送 キーワード: OBS, QoS, 部分廃棄, 競合回避,
本文: PDF(1.1MB)>>
あらまし:
OBSネットワークにおけるQoS差別化方式として様々な方式が提案されているが,パケット棄却率に関するQoS差別化方式では,パケット棄却率に関して高優先クラスのバースト信号のパケット遅延が増大し,パケット遅延に関するQoS差別化方式では,パケット遅延に関して高優先クラスのバースト信号のパケット棄却率が劣化する.そこで本論文では,パケット棄却率とパケット遅延に対する品質要求により,トラヒックを低損失・低遅延,高損失・低遅延,低損失・高遅延,高損失・高遅延の四つのクラスに分類し,パケット棄却率に関するQoS差別化方式として,従来提案されているオフセット時間制御,部分廃棄を各クラスに応じて使い分ける.また,パケット遅延に関するQoS差別化方式として,バースト信号長制御を提案する.提案方式は,バースト信号長制御,オフセット時間制御,部分廃棄を各クラスに応じて適応的に組み合わせることにより,パケット棄却率とパケット遅延に対する品質要求の両方を満たすQoS差別化を実現できる.計算機シミュレーションによりパケット棄却率特性及びパケット遅延特性の評価を行い,提案方式は四つのクラス分けを有効に行うことができることを示す.
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