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分散アレーレーダにおける捜索用ロバストビーム形成法に関する研究
松田 庄司 橋口 浩之 深尾 昌一郎
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J88-B
No.12
pp.2343-2357 発行日: 2005/12/01 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 1344-4697 論文種別: 論文 専門分野: 計測・探査 キーワード: 分散アレーレーダ, グレーティングローブ抑圧, アダプティブアンテナ, ロバストビーム形成,
本文: PDF(1.2MB)>>
あらまし:
分散アレーレーダは,複数の小型アンテナを任意に分散して配置し,これらの受信信号をコヒーレントに合成することにより,等価的な大開口アンテナに相当する高利得の受信ビームを形成するレーダ形態として提案されている.しかし,通常のビーム形成方法では小型アンテナの配置間隔が波長に比べて十分長い場合に多数のグレーティングローブが発生し目標推定方向のアンビギュイティを生じる.本論文では,分散アレーレーダを捜索レーダに用いる場合において,このようなグレーティングローブを抑圧し,かつビーム幅の減少による捜索効率の低下を防ぐビーム形成方法として,ノルム制約によりロバスト性を付加したCaponビームフォーマが有効であることを示す.また,このアルゴリズムに対角荷重による改良を加えることを提案し,これによれば更に捜索効率を改善できることを示す.最後に,数値計算によりパラメータの最適化について考察するとともに,本方法の有効性を例を挙げて示す.
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