素子間相互結合及び給電回路内多重反射特性を考慮した移動体通信基地局アレーアンテナ実校正法

竹村 暢康  宮下 裕章  砂原 米彦  千葉 勇  牧野 滋  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J88-B    No.10    pp.2072-2078
発行日: 2005/10/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
アレーアンテナ,  給電回路,  多重反射,  Sパラメータ,  最小二乗法,  

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あらまし: 
移動体通信基地局アレーアンテナにおいて,端子間アイソレーションを確保できない給電回路を用いる場合には,コンポーネント間の多重反射などで励振分布が所望値からずれる.そのため,所望の放射特性が得られず,また,給電回路内の位相を調整する線路(以下,移相線路)の長さを容易に求めることができないという問題がある.本論文では,アンテナと各コンポーネントのSパラメータを用い,非線形最適化手法で移相線路長を求めることで給電回路の最適化を行い,所望の励振分布を実現する方法について提案する.導出した理論に基づいたシミュレーション及び実測によりその有効性を確認した.本手法は給電回路内における複数回の調整を必要とせず,アレーアンテナ給電系の実校正法として有望である.