再送回数に制限のあるブロック内選択再送Go-Back-N ARQ方式のトラヒック特性

藤井 俊二  金子 豊久  林田 行雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J88-B   No.10   pp.2022-2031
発行日: 2005/10/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 基礎理論
キーワード: 
Go-Back-N ARQ方式,  ブロック内選択再送,  再送制限回数,  スループット,  伝送遅延,  

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あらまし: 
高信頼のデータ伝送を基本に,ネットワーク内のトラヒックを低減させるねらいや,効果的にフレームを処理する目的で,受信機が複数フレームからなるブロックを単位として確認信号を返送するブロック内選択再送Go-Back-N ARQ方式が提案されている.本論文では,ブロック内選択再送Go-Back-N ARQ方式においてブロックの再送回数を制限する場合のトラヒック特性について考察している.本方式では,画像などのように相関のある情報を内容とする,複数フレームからなるブロックを伝送し,あらかじめ設定した再送制限回数に達したブロックは,たとえ誤りフレームを含んでいても,受信側では雑音やひずみなどとしてこれに適当な処理が施せるものとして受理する.これにより,ブロックの伝送開始時から受信機で受理されるまでに経過する時間に上限値を設定することができる.理論解析を行い,スループット,ブロックの平均伝送遅延,並びに伝送回数の条件付き平均伝送遅延などを導出している.解析結果を用いた数値例からトラヒック特性を検討し,再送回数を制限することによりスループット性能並びに平均伝送遅延性能が改善されることなどを明らかにしている.