連立チェビシェフ特性を有する複素 RiCR フィルタの構成とその能動シミュレーション

菊地 英宏  庄野 和宏  石橋 幸男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J88-A   No.5   pp.588-596
発行日: 2005/05/01
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: アナログ信号処理
キーワード: 
RiCR フィルタ,  OTA,  連立チェビシェフフィルタ,  複素係数フィルタ,  

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あらまし: 
本論文は連立チェビシェフ特性を有する複素 RiCR フィルタの構成法について述べている.実フィルタから複素フィルタを得る方法としては,実フィルタの伝達特性を周波数軸方向にシフトすることによって複素フィルタを得る周波数シフト法がよく知られている.連立チェビシェフフィルタを周波数シフトすることによって得られる複素連立チェビシェフフィルタは,優れた減衰特性を有する一方で,能動実現する際に構成素子数が多く回路が複雑になるという問題点をもっている.提案手法は,複素連立チェビシェフフィルタをあらかじめ複素 RiCR フィルタに変換することによって能動実現する際の構成素子数を低減し,回路の簡単化を図ったものである.本論文では,複素連立チェビシェフフィルタを複素 RiCR フィルタに変換する方法を示し,提案手法を用いて設計した複素フィルタ,複素連立チェビシェフフィルタ,従来の複素 RiCR フィルタについて,減衰特性と構成素子数の比較を行い,提案手法の有効性を確認している.