2値無記憶拡大情報源における簡易コンパクト符号化の成立条件に関する一考察

福岡 久雄  和田 雄次  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J88-A   No.3   pp.348-356
発行日: 2005/03/01
Online ISSN: 
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 情報理論
キーワード: 
2値無記憶拡大情報源,  二項分布,  二項係数,  コンパクト符号,  ハフマン符号,  

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あらまし: 
2値無記憶拡大情報源に関して,ハフマン符号化を直接実行するまでもなく各情報源シンボルの符号長が決定できるという意味での簡易コンパクト符号化が既に提案されている.この簡易コンパクト符号化は,もとの2値無記憶情報源の優勢シンボルがある確率範囲にあることを十分条件として成立する.しかし,これまでの研究ではこの確率範囲が厳密に求められていない.本研究では,この十分条件を解析的に検討し,この確率範囲を厳密に求めた.更に,この十分条件が必要条件にもなり得るかどうかを検討した.その結果,+1 が2のべき乗数とならないような n 次拡大情報源においては,上記十分条件が必要条件にもなることを明らかにした.