センサネットワークにおける観測データの相関を用いた伝送品質の改善

小林 健太郎  山里 敬也  岡田 啓  片山 正昭  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J88-A   No.12   pp.1442-1451
発行日: 2005/12/01
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 特集論文 (センサネットワーク論文小特集)
専門分野: センシング情報理論
キーワード: 
センサネットワーク,  相関,  Kullback-Leibler情報量,  

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あらまし: 
センサネットワークでは,多くのセンサノードが密集して配置されることが多く,観測により各センサノードで得られるデータの間には相関がある.このような観測データがフュージョンセンターで収集されることになる.本論文では,フュージョンセンターでの観測精度についてKullback-Leibler (KL)情報量の観点から検討を行う.特に,KL情報量すなわち観測精度を劣化させる要因として,各センサノードから無線通信路を経て伝送される際に生じる伝送路誤りを取り上げ,その影響と低減手法について検討していく.本論文では,観測データ間の相関がすべて等しい場合,及び,相関が一様ランダムとなる場合における,伝送路誤りがあるときのフュージョンセンターで得られるKL情報量について検討を行う.フュージョンセンターにおいて,誤ったデータの推定に観測データの相関を利用することでKL情報量の劣化を低減できることを示す.また,相関を利用する上でのフュージョンセンターにおける観測データ間の相関の推定と,相関を利用した誤りデータの推定についての一例を示す.