一対のラインセンサカメラを用いたナンバプレート位置を基準とした車速計測

佐久間 聡  高橋 裕子  鈴木 章  塩 昭夫  大塚 作一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J87-D2   No.6   pp.1233-1243
発行日: 2004/06/01
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像・映像処理
キーワード: 
車両検知,  車速計測,  ラインセンサカメラ,  幾何変換,  

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あらまし: 
本論文では,取得した車速と車両IDとを確実に対応付けできる車速の自動計測方法として,平行に設置された1対のラインセンサカメラを用いて近接した2地点を通過する車両を撮影し,車両ナンバプレートが2地点間を移動するのに要した時間を測定することにより車速を計測する方法を提案する.提案方法ではまず,平行に設置した1対のラインセンサカメラを用いて,進行方向に対して斜め方向から通過車両の前面を撮影し,通過車両の検知及び車両前面の画像の取得を行う.ラインセンサカメラでは通過する物体に対して時間的・空間的に高い分解能の画像を冗長性なく得られるため,車両を進行方向に対して斜め方向から撮影することによって車両前面の高分解能画像を取得できる.ただしこの取得画像中のナンバプレートはその通過位置及び速度によって変形するため,その対策として,ブロック対応付けにより求められる車両の通過時間とナンバプレートの通過位置に基づいた画像の幾何変換による変形の補正を行う.その後に,ナンバプレート認識を適用しナンバプレート位置での速度を求める.夜間のみ赤外線LED照明を用いた24時間の車速計測実験を行った結果,ナンバプレート位置での車速計測成功率85.1%が得られ,提案方法の有効性を確認できた.