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スペクトル減算と振幅抑圧の相互制御に基づく雑音抑圧法の検討
古田 訓 高橋 真哉 中島 邦男
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J87-D2
No.2
pp.464-474 発行日: 2004/02/01 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1923 論文種別: 論文 専門分野: 音声,聴覚 キーワード: 雑音抑圧, 音声強調, スペクトルサブトラクション, 3GPP, AMR,
本文: PDF(1.5MB)>>
あらまし:
3GPP (The 3rd Generation Partnership Project)標準音声コーデックAMR (Adaptive Multi-Rate)に適用するノイズサプレッサについて述べる.3GPPノイズサプレッサ要求性能基準(TS 26.077)では,限られた演算量で高品質と高い雑音抑圧能力が両立することが求められている.本論文では,スペクトルサブトラクション法をベースとし,スペクトル減算と振幅抑圧を入力信号の状態に応じて相互制御する構成並びに,スペクトル減算と振幅抑圧の制御に用いるサブバンドS/N(信号対雑音比)の改良推定法について検討する.本方式に対してシミュレーション実験による評価を行った結果,その有効性を確認した.また,3GPP TS 26.077に準拠する主観評価試験(第三者評価)及び客観評価試験を実施した結果,3GPP要求性能基準をすべてクリアし,2002年5月に3GPPから初の性能承認(Endorsement)を得た.
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