OSPF LSA情報を用いた経路情報監視システムの提案と評価

永見 健一  松嶋 聡  菊池 豊  中川 郁夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J87-D1   No.5   pp.572-579
発行日: 2004/05/01
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 特集論文 (インターネット技術と応用の最新動向論文特集)
専門分野: ネットワーク計測・評価
キーワード: 
インターネット,  ネットワーク管理,  OSPF,  

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あらまし: 
インターネットやインターネット技術を用いた企業網が多数使われるようになり,ネットワークの信頼性の向上が望まれている.インターネットを提供するISP(Internet Service Provider),企業網等に使われるVPN事業者などは,ユーザへの提供ネットワークの監視を行うことにより,機器や回線故障などを迅速に検出し,ネットワークの信頼性を向上させている.従来の典型的なネットワーク監視は,SNMPやICMPを用いて,ネットワーク監視端末から機器への到達性を見ている.しかし,ネットワーク内で転送されるユーザのパケットは,機器や回線の故障だけではなく,経路情報の誤りによっても目的地に到達できない.そこで,ネットワーク監視は,機器や回線故障だけではなく,経路情報も監視する必要がある.本論文では,単一組織が管理するAS内部の経路情報であるOSPFに着目し,経路情報監視システムを提案・実装した.この実装を複数のネットワークに接続し,そのネットワークの経路情報の安定度を測定し,経路情報の監視が重要であることが分かった.更に,典型的なネットワーク監視では観測されない経路情報の問題点を検出し,その問題点を解決することで,ネットワークの安定性を向上した例を述べる.