|
本文PDFファイルを閲覧するには,ログインする必要があります.
左メニューよりログインして下さい.
|
NRDガイドベンドの新しい設計法
沢田 浩和 米山 務 黒木 太司
誌名
電子情報通信学会論文誌 C
Vol.J87-C
No.6
pp.514-519 公開日: 2004/06/01 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 1345-2827 論文種別: 論文 専門分野: マイクロ波,ミリ波 キーワード: ミリ波, NRDガイド, ベンド, 位相定数,
本文: PDF(399.8KB)>>
あらまし:
NRDガイド回路技術では90度ベンドや180度ベンドがよく使われる.しかし不要な寄生モードが発生するため,最適なベンドの曲率半径はある離散的な値しかとり得ず,NRDガイド回路設計上のボトルネックとなっていた.この問題を解決するため,NRDガイドベンドの理論を再考した結果,不要なLSEモードと動作モードであるLSMモードの位相定数差(Δβ)を可変にすると,ベンドの曲率半径は任意に設計できることが分かった.本論文ではΔβを可変にする一つの手法として,ベンドに金属ロッドあるいはリングを接近させることを検討し,その結果を利用して新しいNRDガイドベンドを実現している.また,誘電体と金属を密着させた場合に,わずかな空隙により伝送特性が劣化することから,空隙に乾燥硬化性液状誘電体(例えばエナメル)を充てんし,特性を改善する方法を提案している.
|
|