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ミリ波誘電体平板複素誘電率測定における遮断円筒導波管法の測定精度
清水 隆志 小林 禧夫
誌名
電子情報通信学会論文誌 C
Vol.J87-C
No.12
pp.1131-1137 公開日: 2004/12/01 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 1345-2827 論文種別: 特集論文 (マイクロ波論文(大学発)特集) 専門分野: マイクロ波測定 キーワード: 遮断円筒導波管法, 複素誘電率測定, 温度依存性測定, ミリ波,
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あらまし:
筆者らは,低損失誘電体材料の複素誘電率の温度依存性をミリ波帯において高精度かつ高能率に測定する方法として,遮断円筒導波管法を提案してきた.本論文では,14個の共振器と3枚の低損失誘電体平板を用いて,複素誘電率測定を行い,本法の測定精度に関する検討を行う.その結果,本法の測定確度は比誘電率測定に関しては,εr = 2~30の範囲で±0.3%程度に収まり,誘電正接測定に関しては,tanδ = 10-2~10-5の範囲で±15%程度に収まる高精度測定法であると評価することができた.更に,本法の高精度性を生かし,常温付近におけるPTFE平板の0.1℃ごとの温度依存性を測定し,19℃,32℃付近にεrの変曲点が存在することを明らかにした.
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