導波素子共有パッチ八木・宇田アレーアンテナを用いた小形マルチセクタアンテナ

本間 尚樹
関 智弘
常川 光一
吉良 文夫
長 敬三

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J87-B    No.9    pp.1363-1371
発行日: 2004/09/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (ワイヤレスパーソナル通信におけるアンテナ・伝搬の最新技術論文特集)
専門分野: アンテナ設計技術
キーワード: 
セクタアンテナ,  平面アンテナ,  パッチ八木・宇田アレーアンテナ,  導波素子共有,  小形化,  

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あらまし: 
高速無線通信では,簡易な構成で高い利得が得られるとともにマルチパスフェージングや干渉波を抑圧可能なマルチセクタアンテナが有効である.しかし,マルチセクタアンテナは一般的にセクタごとにアンテナが必要になるため小形化が困難であるという問題がある.本論文では,二つの正対するパッチ八木・宇田アレー間での導波素子共有による小形なデュアルビームアンテナ構成と,それを用いたマルチセクタ構成を提案する.まず解析により導波素子共有パッチ八木・宇田アレーアンテナにて任意の円錐面ビーム幅が得られることを示す.また導波素子共有パッチ八木・宇田アレーアンテナにおいて非励振給電素子を終端することにより不要放射を低減できることを示す.更に三つの導波素子共有パッチ八木・宇田アレーアンテナを正三角形状に配置することにより平面6セクタアンテナを直径2.27波長のサイズで実現可能であることを示すとともに,円錐面ビーム幅約 66°,及び隣接セクタ間結合が-25 dB以下となる特性が得られることを明らかにした.