広い補助アンテナ間隔を要するサイドローブキャンセラの補助アンテナ配置方法

平田 和史  関口 高志  宮下 裕章  牧野 滋  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J87-B   No.9   pp.1266-1276
発行日: 2004/09/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (ワイヤレスパーソナル通信におけるアンテナ・伝搬の最新技術論文特集)
専門分野: アダプティブ・スマートアンテナ技術
キーワード: 
サイドローブキャンセラ,  補助アンテナ配置,  干渉波,  自由度,  

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あらまし: 
サイドローブキャンセラ(Sidelobe Canceller, SLC)は,主アンテナのサイドローブ方向から入射する干渉波のレプリカ信号を補助アンテナの受信信号を用いて生成し,これを主アンテナの受信信号から差し引くことにより干渉波を抑圧することができる.サイドローブキャンセラで複数の干渉波を抑圧する場合,干渉波と同数の補助アンテナを必要とするが,補助アンテナ間隔を十分近くに配置できない場合には,干渉波の入射方向によって干渉波を抑圧できない場合がある.これは,干渉波の入射方向によって補助アンテナの受信信号が1次従属となり自由度が低下するからである.本論文では,広い補助アンテナ間隔をもつSLCは干渉波数よりも二つ多い補助アンテナを必要とすることを示す.また,二つの補助アンテナの受信信号が1次従属となる干渉波の入射角条件から干渉波数と同数の1次独立な補助アンテナの受信信号を得るための補助アンテナ配置方法について示した.また,シミュレーションにより,提案する補助アンテナ配置のSLCは広い入射角範囲に対して干渉波を有効に抑圧できることを示した.