擬似八木アンテナアレーの多目的最適化

辻 陽介  桑原 義彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J87-B    No.6    pp.874-882
発行日: 2004/06/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ,伝搬
キーワード: 
擬似八木アンテナアレー,  フェーズドアレーアンテナ,  到来方向推定,  遺伝的アルゴリズム,  多目的最適化,  

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あらまし: 
多数の信号の到来方向を推定し,その方向にビームを向けるスマートアンテナは,ビーム走査に伴う利得変動が小さく,高い到来方向推定精度を実現することが求められる.スマートアンテナの開口として,ダイポールの後方に反射板,前方にパラサイト素子を備える擬似八木アンテナを放射素子とするアレーアンテナを適用し,その設計パラメータを,シェアリング法,パレートランキング法及びベストN選択法を適用した遺伝的アルゴリズムによって求めると,利得変動が小さく,到来方向推定精度が高い相反する二つの設計要求をトレードオフするために必要な偏りのない非劣解を得ることができる.提案手法は,従来のVEGAと比較し,6素子直線アレーで,利得で約1 dB,到来方向推定精度で約6%改善する設計パラメータを,2/3以下の世代数で与える.