広帯域パルス擬似衛星の測位性能評価

福島 荘之介  齊藤 真二  藤井 直樹  須賀 秀一  角田 寛人  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J87-B   No.2   pp.265-273
発行日: 2004/02/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 航行・誘導・制御方式
キーワード: 
擬似衛星,  空港擬似衛星,  狭域補強システム,  GPS,  

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あらまし: 
近年,GPS(全世界測位システム)を利用した,将来の進入着陸システムの研究が盛んになり,カテゴリーII,IIIに対応する狭域補強システム(LAAS)の測距源として,擬似衛星の応用が提案されている.この擬似衛星は,空港擬似衛星(Airport Pseudolite)と呼ばれ,GPSのPコードと同等の広帯域の擬似雑音符号を使い,送信信号を低デューティサイクルでパルス化する方式を採用し,遠近問題を解決して,測位精度を向上することを意図している.本論文では,新たにこの広帯域パルス方式の擬似衛星を開発し,空港に設置して,航空機を用いた進入着陸実験により,性能評価した結果を示す.この結果,GPSのコードディファレンシャル測位に空港擬似衛星を追加することにより,垂直方向の測位精度が改善されることを明らかにした.また,擬似衛星の測距誤差に,受信機内部の回路遅延に原因するバイアス成分が存在することを指摘する.