ひずみ感と帯域感を考慮した楽音符号化方式の最適品質設計法

北脇 信彦  小手川 和久  山田 武志  浅野 太  平栗 陽介  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J87-B   No.11   pp.1888-1897
発行日: 2004/11/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
楽音符号化,  品質評価法,  帯域感,  ひずみ感,  客観評価尺度,  

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あらまし: 
近年,第三世代携帯電話やブロードバンドネットワーク・ユビキタスコンピューティングの発達に伴い,音楽を携帯電話やPC・情報家電で鑑賞することができるようになりつつある.20 kHz帯域ステレオCD音楽の情報量は約1.5 Mbit/sであるため,これまでは,システム設計者ないしサービス設計者が,楽音の周波数帯域を適当に制限し,その範囲で低ビットレート符号化していた.そのため,聴取者のひずみ感と帯域感から見て必ずしも最適な符号化方式の品質構成になっていなかった.本論文は,楽音を周波数帯域制限することによって生じる帯域感と低ビットレート符号化することによって生じるひずみ感が最適なバランスを保つように,楽音符号化方式を最適品質符号化する方法を提案する.また,主観品質評価実験に基づいて提案法の具体的な設計を行う.最後に,提案法に楽音符号化方式の楽音周波数帯域可変客観品質評価尺度を導入して,適用する符号化方式に依存しない普遍的品質設計法を提案する.