IPv6移行に伴うDNSペイロード長増加に関する解析と考察

力武 健次  野川 裕記  田中 俊昭  中尾 康二  下條 真司  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J87-B   No.10   pp.1552-1563
発行日: 2004/10/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (インターネットアーキテクチャ技術論文特集)
専門分野: DNSシステム
キーワード: 
IPv6,  ドメイン名システム,  トラヒック解析,  トランスポート層プロトコル,  ペイロード長,  

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あらまし: 
DNSのサーバとリゾルバ間で交換される情報の量や内容は,IPv6の導入に伴うアドレス長の増加やその他の技術的拡張によって変わりつつある.この変化によってDNSの使用するトランスポート層プロトコルとそのペイロード長に関して根本的な設計変更が必要となっている.本論文では,まずIPv6の技術的要請に伴いDNSの各プロトコルがどのような影響を受けるかについて考察する.次に既存のDNSトラヒックを収集解析し,IPv6への移行に伴い起こる変化をパケット長再計算によるシミュレーションにより評価することで,現在のUDPペイロード長512バイトを超える応答がadditional recordsを含めた場合0.04%から1~3%へ増えることを示す.その上でこのペイロード長の増加に対応するための手法として,拡張プロトコルEDNS0が有効なことを示す.