DCT係数を考慮したフラクタル符号化に基づく電子透かし

太田 正哉  佐藤 晃久  山下 勝己  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J87-A   No.6   pp.797-804
発行日: 2004/06/01
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 特集論文 (マルチメディア社会における情報セキュリティ論文特集)
専門分野: 電子透かし
キーワード: 
電子透かし,  フラクタル,  符号化,  DCT係数,  

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あらまし: 
本論文はフラクタル符号化に基づく電子透かしの性能を改善するために,DCT係数を用いる方法を提案している.フラクタル符号化に基づく電子透かしは,情報を埋め込む際,画像の一部(レンジブロック)と類似した部分(ドメインブロック)をあらかじめ二つ探索しておき,埋込情報に応じていずれか一方のドメインブロックを用いてそのレンジブロックを復元する.透かし情報の読出しは,そのレンジブロックがいずれのドメインブロックに類似しているかを検出することで実現される.この類似度計算の際,従来法では画素値間の2乗誤差を用いるが,二つのドメインブロックが酷似すると,画素値の2乗誤差ではいずれのドメインブロックで復元されたのか検出することが困難となる.本論文では,画素値の2乗誤差に加えて,DCT係数の2乗誤差も考慮することでこの問題を解決する方法を提案している.また,数値実験により提案法の有効性を確認している.