分散ソフトウェア開発環境に対する確率微分方程式モデルに基づく最適リリース問題

田村 慶信  木村 光宏  山田 茂  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J87-A   No.4   pp.525-533
発行日: 2004/04/01
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 信頼性,保全性,安全性
キーワード: 
ソフトウェア信頼性評価,  分散開発環境,  確率微分方程式,  最適リリース問題,  コストの確率分布,  

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あらまし: 
最近のソフトウェア開発は,クライアント/サーバ・システムやWebプログラミング,オブジェクト指向開発,ネットワーク環境での分散開発といった新しい開発形態が多用されるようになってきている.更に,ソフトウェアの分散開発における技術として注目されている,オブジェクト指向の概念が拡大しつつある.この技術による開発作業量の大幅削減や,ソフトウェアの品質及び生産性改善への効果が極めて大きいことから,今後広域に分散された多数のワークステーションにより,並行して開発されたオブジェクトを利用した分散開発がより発展していくものと考えられる.本論文では,こうした分散ソフトウェア開発環境を対象として,確率微分方程式モデルに基づくソフトウェアの最適リリース問題について議論する.ここで,テスト工程及び運用段階で発生するコスト要因から導出される総ソフトウェアコストを最小にする総テスト時間を最適リリース時刻として求める.特に,総ソフトウェアコストの確率分布を考慮して,最適リリース時刻の信頼限界についても議論する.