歩行指導のための足圧時系列画像からの足領域自動切出し法

嶌田 聡  大塚 作一  伴野 明  新井 雅信  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J86-D2   No.4   pp.501-510
発行日: 2003/04/01
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像処理,画像パターン認識
キーワード: 
歩行分析,  足圧分布,  足領域抽出,  クラスタリング,  圧力センサ,  

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あらまし: 
歩行者の属性や歩行動作の分析を自然な状態で行うには複数歩の足圧分布から分析する方法が有効である.この場合には複数歩の足圧分布から各足領域を切り出すことが課題である.本論文では,歩行時の足圧分布の中心軌跡が歩行方向を軸とする正弦波に近い場合と直線的な場合とに大別できることに着目して足領域の位置を推定し,推定位置の周辺の領域をグルーピングすることにより足領域を自動抽出する方法を提案する.評価実験を行った結果,リハビリテーション医療で歩行検査の対象となる多様な歩行パターンに対しても高速に精度良く切り出せることを確認した.健常者の自然歩行は100%の精度で,歩行障害患者は全体の約98%を所要1秒程度で切り出せた.また,靴歩行については自然歩行の場合には100%の精度で,変則的に歩いた場合でも90%の精度で切り出せており,健常者の歩行指導のように1人が単独で歩行する場合であれば人流計測の分野にも適用可能であることがわかった.