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競合MAP推定法を用いた話者・環境適応学習
金澤 博史 河村 聡典 竹林 洋一
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J86-D2
No.3
pp.388-396 発行日: 2003/03/01 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1923 論文種別: 論文 専門分野: 音声,聴覚 キーワード: 音声認識, 話者適応, 環境適応, 競合学習, 最大事後確率推定法,
本文: PDF(599.7KB)>>
あらまし:
音声認識における話者適応学習において広く適用されている最大事後確率推定法(Maximum A Posteriori probability estimation:MAP推定法)に競合学習の考えを導入した競合MAP推定法(Competitive MAP estimation:CMAP推定法)を提案する.本法では,正解音素系列のビタビセグメンテーション結果と,最大ゆう度を示す最ゆう音素系列のビタビセグメンテーション結果との差異を利用し,正解音素に対する正の学習のみならず,誤り音素に対する負の学習を行うことで,MAP推定法のもつクラス内学習の効果に加えて,クラス間学習も同時に実現することを可能とした.クリーンな環境での話者適応実験では,50単語の適応データで,従来のMAP推定法に比べて25%の誤り改善効果があった.また,雑音環境下での話者と環境の同時適応実験では,SN12 dBで37%の誤り改善効果を示し,本方法の有効性が確認された.
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