利用実績に基づくソフトウェア部品重要度評価システム

横森 励士  藤原 晃  山本 哲男  松下 誠  楠本 真二  井上 克郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J86-D1   No.9   pp.671-681
発行日: 2003/09/01
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: ソフトウェア工学
キーワード: 
ソフトウェア部品,  部品評価,  利用実績,  Java,  

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あらまし: 
近年,大量の大規模ソフトウェアが開発されており,開発現場ではソフトウェアがよく再利用されているが,現在のプログラム開発環境では個々の開発者の知識に頼っているのが現状で,知識の共有が満足になされていない.本論文では,ソフトウェア部品の検索において部品の選別に利用するための手法として,ソフトウェア部品の利用実績に基づいて各部品の重要度を測定し,順位付けする手法を提案する.この手法では,実際に開発された複数のシステム内に存在する部品に対して,利用関係に基づいてグラフ及び行列を構築し,繰り返し計算を行うことで,重要度を測定する.また,提案手法に基づき,Javaで開発されたソフトウェア群から各部品の重要度を計測するシステムを開発し,適用実験を行う.実験結果では,実際に利用される回数の多いクラスや重要な機能をもつクラスが上位を占め,本手法で測定した部品の重要度が利用実績に基づいた定量的な指標であることを確認できた.この手法を部品検索において利用することで,利用実績のある部品を効果的に取得できる.