グリッド計算環境でのデッドラインを考慮したスケジューリング手法の性能

竹房 あつ子  松岡 聡  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J86-D1   No.9   pp.661-670
発行日: 2003/09/01
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: 計算機システム
キーワード: 
グリッド,  デッドライン,  スケジューリング,  性能評価,  シミュレーション,  

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あらまし: 
広域ネットワークに接続された計算資源を共通の目的をもつコミュニティで効率的に活用するグリッドが注目されている.グリッドシステムとして,ネットワーク上で計算資源とともにサービスの提供を可能にするNetwork-enabled Server (NES)が複数提案されている.NESは一般的にクライアント・サーバ型アーキテクチャであり,分散したグリッド計算資源上にサーバを用意する.一方,複数サーバ,複数のクライアントを想定したグリッドのスケジューリングに関する議論が十分に行われていない.また,将来のNESシステム運用での課金に伴い,ユーザはジョブ実行時間を最短にすることから最小コストの資源群を利用して規定時間内に処理を終了させることを要求するようになる.本論文ではデッドラインスケジューリングに着目し,その性能特性をグリッドの評価用シミュレータBricksで調査した.まず,複数サーバ,複数クライアントを想定した,デッドラインスケジューリングアルゴリズムを紹介するとともに,その性能を高めるメカニズム,Load Correction とFallback を提案する.次に,Bricksを用いた評価より,グリッド上でのNESシステムのデッドラインスケジューリングの有効性を示す.