ITを活用した知識共有への提言

犬塚 篤  中森 義輝  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J86-D1   No.4   pp.179-187
発行日: 2003/04/01
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 特集論文 (インターネット時代の企業モデリング論文小特集)
専門分野: 
キーワード: 
知識共有,  コード化戦略,  個人化戦略,  シミュレーション,  ナレッジマネージメント,  

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あらまし: 
本論文では,シミュレーション技法を用いた組織的知識共有の評価手法を提案する.現在,様々な企業において組織内の知識を共有する試みがとられているが,その効果の把握は必ずしも十分ではない.知識共有の目的については企業により様々であるが,知識の再利用のみに着目すれば,その有効性は効率性の観点から評価することができる.本論文では知識共有の目的をその再利用に限定した上で,知識の獲得・蓄積・再利用のモデル化を通じ,仮想的に組織内の知識共有を表現する.以上を通じ,知識共有の形態であるコード化戦略と個人化戦略の優位条件を導出する.更に,組織固有の条件を表現した応用モデルを提案し,詳細な分析を加える.最後に,知識の性質を考慮した議論を展開し,得られた結果から,近年広く普及したITを活用した知識共有を目指す際の留意点について言及する.