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FPGAによる組込み制御を目的としたプロセッサシステムの実装と評価
荒木 英夫 久津輪 敏郎 原嶋 勝美
誌名
電子情報通信学会論文誌 C
Vol.J86-C
No.8
pp.799-807 公開日: 2003/08/01 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 1345-2827 論文種別: 特集論文 (システムLSIのための先進アーキテクチャ論文特集) 専門分野: キーワード: FPGA, SoC, 組込み機器, リアルタイム, マルチプロセッサ,
本文: PDF(276.4KB)>>
あらまし:
現在ではFPGAを用いた複雑なシステム設計が増加し,FPGA内部にプロセッサを実現することは珍しくなくなりつつある.また,VLSIの設計手法であるSoC(System on a Chip)をFPGA設計に適用する研究開発も盛んに進められている.更に,少量多品種設計やカスタム設計も伴い,FPGAの内部は設計ごとに異なるのが現状である.このようにFPGA内部に構成されたMPUではソフトウェア資産の継承が難しい.特に基本ソフトウェアであるOSの実装において,再利用はよりいっそう困難である.筆者らはOSの機能で必要な部分を,ハードウェアに実装することによりOSに依存しない開発を提供できると考えている.本論文では,マイコン組込み応用機器を対象とし,電子制御からOSに対して必要となる機能を分別し,ハードウェアによる実装方法を検討する.更に,ソフトウェアのような柔軟さをハードウェアによって得るためのFPGAに対する実装を前提としたプロセッサの構成を示す.最後に,上記の目的を実現するために開発したMPUについて述べ,その有効性を示す.
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