UWBのための各要素アンテナから周波数分布が異なる信号を送信するビームフォーミング法

佐藤 正知  ジュゼッペ  アブレウ  河野 隆二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J86-A   No.12   pp.1302-1309
発行日: 2003/12/01
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 特集論文 (ワイドバンドシステム論文小特集)
専門分野: 
キーワード: 
アダプティブアレーアンテナ,  広帯域信号処理,  指向性合成,  UWB,  

本文: PDF(2.2MB)>>
論文を購入




あらまし: 
UWBの送受信機の多くは狭い範囲に集中することが想定される.よって,他のUWB機器との相互干渉の問題を克服することが必須である.対策方法の一つとして,適応的に指向性パターンを変更できるアレーアンテナを用いた空間分割技術の適用が有効である.しかし,インパルスラジオ方式のような超広帯域のベースバンド伝送では,信号の振幅・位相を使う従来方法の適用が難しい.そこで本論文では,信号を送信する際に複数の要素アンテナから出力する同じ周波数成分に強度分布を作ることで,ビームフォーミングを実現する方式を提案する.本方式の有効性を示す結果として,周波数オーバラップをもつようにモノサイクル波形を複数のサブバンドに分割し,各サブバンドの信号を対応する要素アンテナから送信した際に,超広帯域にわたってサイドローブのない指向性パターンができることを計算機シミュレーションにより示す.