UWBワイヤレスシステムの研究開発動向

小林 岳彦  幸谷 智  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J86-A   No.12   pp.1264-1273
発行日: 2003/12/01
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 招待論文 (ワイドバンドシステム論文小特集)
専門分野: 
キーワード: 
UWB,  NEMP,  スペクトル拡散,  レーダ,  WPAN,  

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あらまし: 
比帯域幅として例えば20%以上を占有するUWB(超広帯域)ワイヤレスシステムは,従来の搬送波を用いる狭帯域ワイヤレスシステムでは実現できなかった超高速ワイヤレス通信や超高分解能レーダなどを可能にする技術として,近年注目を集めている.超広帯域・超低電力で送信すると,通信距離やレーダのレンジは短距離に限定されるが,電力スペクトル密度を雑音程度以下に低減できることから,既存の狭帯域ワイヤレスシステムと周波数を共用することが可能になると考えられている.2002年に米国で民間での免許なしでの運用が認められるようになって以来,この技術を用いたWPANの方式標準化が進められるとともに,日本やヨーロッパでもUWBの規制緩和のための条件が検討されている.本論文では,UWB技術の特徴及びUWB研究の起源を述べるとともに,UWB技術の研究開発に関する動向を解説する.