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Pseudo-Bacterial Genetic AlgorithmのCMACへの適用とそのハードウェア化
三輪 昌弘 古橋 武 松崎 元昭 大熊 繁
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J85-D2
No.8
pp.1332-1340 発行日: 2002/08/01 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1923 論文種別: 論文 専門分野: バイオサイバネティックス,ニューロコンピューティング キーワード: Pseudo-Bacterial Genetic Algorithm, CMAC, ハードウェア, パイプライン化,
本文: PDF(493.6KB)>>
あらまし:
Cerebellar Model Arithmetic Computer(CMAC)はニューラルネットワークの一種であり,その利点の一つは高速学習である.一方でCMACを用いる際には,種々のパラメータを決定する必要があるが,適切なパラメータに設定することが困難である.Pseudo-Bacterial Genetic Algorithm(PBGA)は進化的計算手法の一つで,局所探索を得意とする.本論文はCMACのパラメータの一つである境界線の適切な位置を決定するためにPBGAを適用して,PBGA/CMACを提案し,効率的にCMACの境界線位置を探索した.また,PBGA/CMACは演算量が大きいので,高速化するためにハードウェア化を行った.CMACの学習則の演算を四つのステージに分け,パイプライン化した.パイプライン化により顆粒細胞値のRead after Writeハザードが生じるが,通常のCMACの学習則との性能差は十分に小さいことを示し,高速化を可能とした.その結果,PBGA/CMACハードウェアはソフトウェアと比較して140倍高速に演算することができた.PBGA/CMACハードウェアの指針を示すためにハードウェア量を見積もり,実用上の必要な精度を実装できることを確認した.
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