視差画像を用いた画像検索のための注目物体領域切出し手法

孟 洋  出原 優一  佐藤 真一  浜田 喬  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J85-D2   No.6   pp.1006-1015
発行日: 2002/06/01
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像処理,画像パターン認識
キーワード: 
画像検索,  領域切出し,  視差画像,  EMアルゴリズム,  

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あらまし: 
本論文では,実物体による画像検索を実現する,視差画像を用いた注目物体領域の自動切出し手法について述べる.画像データベースの中からある特定の物体が映っている画像の検索を行いたい場合,効果的な検索を実現するためには,検索対象となる画像中の物体領域を抽出できることが望まれる.しかし,通常,画像中の物体領域の抽出は困難であり,検索システムを構築する上で,注目物体領域の自動切出しの実現は大きな課題となっている.本研究では,検索キーとなる検索対象を実世界中に存在する実物体とし,ステレオレンジファインダにより得られる視差画像を利用することで,注目物体領域の自動切出しを実現する手法を検討する.具体的には,視差画像から得られる,x 座標,y 座標,視差のデータがマルチモーダルなガウス分布を構成すると仮定し,これらの中から検索対象の物体領域を表すと考えられる,適切なモードのガウス分布を選択することにより,注目物体領域の決定を試みる.実物体による画像検索を実現する画像検索システムの構築を通して,提案手法により,適応的,かつ実時間での注目物体領域の自動切出しが可能であることを示す.