視覚リニア変換による医用X線画像の表示における所要量子化精度

古川 功
鈴木 純司
小野 定康

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J85-D2    No.2    pp.351-360
発行日: 2002/02/01
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DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 医用工学
キーワード: 
医用X線画像,  量子化精度,  視覚特性,  階調変換,  視覚リニア変換,  

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あらまし: 
医用X線画像をディジタル化し表示を行う場合に,原フィルム画像に含まれない擬似輪郭を生じさせない条件から,ディジタル化に必要な量子化精度を理論的に明らかにしている.必要な量子化精度を決定する上では,輝度差を識別するための視覚特性が重要な要素となるため,多くの実験結果とよい一致を得ているBartenのモデルを用いて解析を行っている.最初に,フィルムの濃度入力値に対する所要量子化ビット数を明らかにし,次にCRTモニタに画像表示を行う際のCRTへの供給電圧値の所要量子化ビット数を明らかにする.最後にBartenの視覚モデル,及び所要量子化ビット数の解析結果を用いて,フィルム画像に含まれる輝度差情報を再現できるCRT用の視覚リニア階調変換テーブルの設計結果を示し,理論検討の妥当性を明らかにしている.