連続状態モデル間の相互作用に基づく多視点動作認識

川嶋 宏彰  松山 隆司  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J85-D2    No.12    pp.1801-1812
発行日: 2002/12/01
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: 画像処理,画像パターン認識
キーワード: 
情報統合,  連続状態空間,  状態遷移モデル,  状態の共起性,  時系列パターン認識,  

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あらまし: 
複数のセンサから得られる観測データや,マルチモーダルな特徴量からなる複数の時系列データを統合しながら,ジェスチャなどの動的事象を識別するモデルとして,「Integrated Continuous State Machine(ICSM)」を提案する.これは,各特徴系列を個別に識別する状態遷移モジュールをそれぞれ用意し,それを連続状態空間において動的に統合するものであり,各モジュールの信頼性を逐次計算することにより,クラスの識別にとってより重要な入力へ,動的にフォーカスを切り換えることが可能となる.本論文では,統合に適したモジュールとして,連続状態空間(実ベクトル空間)中での状態遷移によってクラス識別を行うContinuous State Machines(CSM)を導入し,続いて,複数のCSM間における,状態の共起性に基づいた相互作用を導入する.連続状態空間を用いることにより,モジュール内の状態遷移とモジュール間の相互作用を,いずれもエネルギー関数最小化の枠組みで定式化することができる.本手法の有効性を,2視点カメラを用いた手話認識に適用することによって検証した.