対数線形モデルを用いたスパイク解析手法の統計力学

和田 浩司  岡田 真人  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J85-D2   No.10   pp.1582-1590
発行日: 2002/10/01
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Print ISSN: 0915-1923
論文種別: 論文
専門分野: バイオサイバネティックス,ニューロコンピューティング
キーワード: 
スパイク解析,  ハイパパラメータ推定,  対数線形モデル,  

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あらまし: 
電気生理学の発展により,近い将来数百のオーダのニューロンスパイクの同時測定が可能となりつつある.近年,対数線形モデルを用いてニューロンスパイクの統計的性質を調べることが試みられている.我々は,対数線形モデルをイジングスピン系とみなし,ニューロン数無限の極限で統計力学的な解析を行った.この際,スパイク間の相互作用は一様でありスパイクのもつ高次相互作用は有限の次数までであると仮定した.我々はこのモデルに関して,系の巨視的な性質がニューロンの平均発火率のみで記述できることを示す.更に我々はスパイク列からスパイク間の相互作用を推定することを議論し,推定されたスパイク間の高次相互作用が満たすべき条件式を求めた.