不揮発メモリを用いた永続システムの設計方法

大村 廉  山崎 信行  安西 祐一郎  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J85-D1   No.9   pp.817-830
発行日: 2002/09/01
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 特集論文 (インターネット環境でのデータ工学とディペンダビリティ論文小特集)
専門分野: 
キーワード: 
永続システム,  不揮発性メモリ,  オペレーティングシステム,  

本文: PDF(553.9KB)>>
論文を購入




あらまし: 
本論文では,近年実用化され次世代の記憶素子として期待されている不揮発メモリ(FeRAMなど)を主記憶として用いたシステムにおいて,突発的に電源が切断された場合にもシステムの状態を元どおりに復帰可能とする方法について提案及び設計を行う.まず,プログラムの処理の流れに対してシステムの状態を復帰可能とするために行うべき処理について議論を行い,CPUの状態と主記憶の状態の具体的な保存及び復帰方法の提案及び設計を行う.提案する方法は,通常のプログラム実行中,状態保存処理中,システムの状態復帰処理中のいずれの場合に電源切断が生じたとしても,システムの状態を正常に復帰することが可能である.本方法を用いて設計・実装したシステムにおいて実際に電源を各処理実行中に切断する実験を行い,システムが正常に復帰することを確認した.また,提案した方式のオーバヘッドを測定したところ,低いオーバヘッドでシステムの状 態の保存が可能であることを確認した.