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ダイポールアンテナから放射されるマイクロ波による眼球内温度上昇
北 真登 平田 晃正 塩沢 俊之
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J85-B
No.1
pp.132-139 発行日: 2002/01/01 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 1344-4697 論文種別: 論文 専門分野: 環境電磁・EMC キーワード: 近傍界電磁波曝露, 眼球, SAR, 温度上昇, FDTD法,
本文: PDF(882.9KB)>>
あらまし:
本論文では,900 MHz,1.5 GHz,1.9 GHzの周波数帯において,半波長ダイポールアンテナから発せられる電磁波による眼球内SAR及びそれに伴う温度上昇を計算する.特に,周波数,アンテナと眼球の距離,及びアンテナ配置に対するそれらの変化について検討する.数値解析の結果,眼球とアンテナの距離が5 cm程度離れると,各周波数におけるSAR値は近くなるものの,減少の様子は一様でないことがわかった.また,アンテナと眼球の間隔が比較的小さい場合,眼球内SAR分布は電磁波の遠方界曝露による分布と大きく異なることがわかった.更に,眼球内にホットスポットが生じた場合,レンズ内部に比べてガラス体での温度上昇が大きいこともわかった.
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