レーダ信号処理におけるフーリエ係数を用いたMUSIC法による分離・測角性能の改善

福江 敏彦  畝田 道雄  外園 博一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J85-B   No.12   pp.2380-2388
発行日: 2002/12/01
Online ISSN: 
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 計測・探査
キーワード: 
Radar,  MUSIC,  DFT,  ドップラーフィルタバンク,  

本文: PDF(841KB)>>
論文を購入




あらまし: 
種々のレーダに用いられているモノパルス測角では,複数の目標が同一レンジビン,同一レーダビーム内に存在するような場合,個々の目標の位置を測角することは不可能である.そこで,MUSIC(MUltiple SIgnal Classification)法等の高分解能アルゴリズムをレーダ信号処理に適用することにより,同一レンジビン,同一レーダビーム内に存在する目標の分離・測角を行うことが有効であると考えられる.しかしながら,MUSIC法による測角を行う場合,目標の S/N が低くなるにつれて,目標の分離・測角性能は劣化してしまう問題点がある.本論文では,レーダ信号処理にMUSIC法を適用する場合における,分離・測角性能の改善の方策として,DFTによるドップラーフィルタバンク処理の出力であるフーリエ係数を用いて相関行列を計算し,MUSIC法を適用して目標の分離・測角を行う方式を提案し,計算機シミュレーションによって,その有効性を確認した.その結果,32パルスドップラー処理を行った場合,従来のMUSIC法と比較して,提案方式では目標の分離・測角性能が向上することがわかった.