AVW法と段階的補間MUSIC法を組み合わせた精密計測レーダ用大開口等価円形配列アレーアンテナによるコヒーレント波の二次元測角

大舘 紀章  畝田 道雄  鈴木 潤一郎  庄木 裕樹  渡部 勉  外園 博一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J85-B    No.12    pp.2362-2370
発行日: 2002/12/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 計測・探査
キーワード: 
AVW法,  段階的補間MUSIC法,  コヒーレント波,  実効相関係数,  二次元測角,  

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あらまし: 
精密計測レーダ「標定用レーダ」のレーダビーム幅1.3度内のインコヒーレントな複数目標はMUSIC法で測角可能である.一方,マルチパス等によるコヒーレント波に対しては,相関抑圧のための空間移動平均(SSP)が必要であるが,円形配列である標定用レーダへ直接適用できない.ここで,不規則配列アレーアンテナの受信信号を,補間処理により仮想的な規則配列アレーアンテナの受信信号へ変換し,SSPを適用する補間MUSIC法がある.また,この方法でも補間誤差があるために,AVW法による粗測角を行い,その結果を利用して段階的に補間誤差を減少させる方法があり,一次元測角で報告されている.本論文では,標定用レーダに入射するコヒーレントな2波をAVW法と段階的補間MUSIC法を組み合わせて行う方法を用いて二次元測角する.しかし,二次元測角なので,SSPの効果は仮想的な規則配列アレーアンテナの配置で変化する問題がある.そこで,SSPの効果を定量評価するための実効相関係数を導入し,これを最小とするように仮想的なアレーアンテナ配置を決める方法を提案する.その結果,最終的に0.05度以内の測角精度が得られる.