エスパアンテナのビーム及びヌル形成能力に関する数値シミュレーション

秋山 章  行田 弘一  大平 孝  安藤 真  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J85-B   No.12   pp.2234-2244
発行日: 2002/12/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (無線アドホックネットワーク技術論文特集)
専門分野: アンテナ
キーワード: 
アダプティブアンテナ,  エスパアンテナ,  可変リアクタ,  ビーム形成,  ヌル形成,  リターンロス,  

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あらまし: 
エスパアンテナは無給電素子に装荷された可変リアクタによって指向性が制御されるアンテナである.本論文では,素子数及びリアクタンス値可変範囲がビーム及びヌル形成能力に与える影響について,モーメント法を用いたシミュレーションにより考察する.ビームまたはヌルを単独で全方向にわたり走査する場合は,5素子以上,リアクタンス値可変幅 ±50Ω であれば,指向性利得8 dBi以上のビームと -40 dBiのヌルを走査できることがわかった.ビームとヌルを同時に形成する場合は,5 dBi以上の単一ビームと -30 dBi以下の単独ヌルの同時形成には ±50Ω ,5 dBi以上の単一ビームと -15 dBi以下の複数ヌルの同時形成には ±100Ω であればよく,素子数が多いほどビームとヌルの角度を近づけることができた.また,給電素子の入力インピーダンスについて検討した結果,7素子アンテナの標準リターンロスは15.8 dBiであった.