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マルチホップ無線ネットワークにおける複数チャネル利用型帯域保証メディアアクセス制御プロトコル
水野 晃平 片山 穣 中山 正芳 須田 博人
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J85-B
No.12
pp.2179-2188 発行日: 2002/12/01 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 1344-4697 論文種別: 特集論文 (無線アドホックネットワーク技術論文特集) 専門分野: メディアアクセス制御 キーワード: マルチホップ無線ネットワーク, MACプロトコル, 複数チャネル, 帯域保証,
本文: PDF(1.1MB)>>
あらまし:
本研究では,マルチホップ無線ネットワークにおいてEnd-to-Endで帯域保証を行うために,IEEE 802.11で規定されているPCF (Point Coordinator Function)をベースとした複数チャネル利用型帯域保証MAC (Media Access Control)プロトコルを提案する.提案方式において,各無線局は複数の無線インタフェースを具備し,無線インタフェースごとに無線チャネルを割り当てる.また,無線インタフェースごとに,親局として動作するマスタモード,子局として動作するスレーブモード,送信禁止局として動作するサイレントモードのどのモードで動作するかを自律的に決定し,無線リンクごとに親子関係を構築する.これにより,無線リンクごとにPCFを用いて帯域を保証することが可能であるため,マルチホップ無線ネットワークにおいてEnd-to-Endの帯域保証が実現できる.計算機シミュレーションにより提案方式の特性評価を行い,従来のCSMA/CA方式と比較して,スループット,遅延時間及びパケット損失率を改善できることを示す.また,帯域保証パケットとベストエフォートパケットを混在させたトラヒックをネットワーク内に生じさせた場合でも,帯域保証パケットの帯域が保証されることを示す.
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