ブルートゥースを用いたアドホックネットワークにおける自律分散スキャッタネットオペレーションプロトコル

間瀬 憲一  佐藤 正  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J85-B   No.12   pp.2015-2024
発行日: 2002/12/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 招待論文 (無線アドホックネットワーク技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
アドホックネットワーク,  ブルートゥース,  スキャッタネット,  プロトコル,  ピコネット,  

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あらまし: 
多数のブルートゥース機器(ノード)が広い範囲や複雑な環境に分布しており,任意の2ノードが直接通信できるとは限らない.全体を集中管理するようなノードはない.このような条件のもとで,自律分散的にスキャッタネットを構築・運用するスキャッタネットオペレーションプロトコルを提案する.このプロトコルは,ノード移動に対応するための局所的及び全域的なスキャッタネット調整メカニズムを有する.本論文では,近隣ノード発見プロトコルとスキャッタネット構築プロトコルに着目し,それらの特性を計算機シミュレーションにより検討する.すなわち,ランダムに分布するノードに対して,プロトコルを動作させ,近隣ノード発見所要時間,スキャッタネット構築所要時間,構築されたスキャッタネットの特性(ピコネット数,スキャッタネットの連結性等)を評価する.短時間に効率的に近隣ノードを発見する最適パラメータの存在を示す.近隣ノード発見時間を一定時間で打ち切り,スキャッタネット構築プロトコルを開始した場合のスキャッタネットの構造を分析し,ノード数によらず,近隣ノード発見時間を10秒程度以上とすれば,得られるスキャッタネットの構造に大きな相違はないことを示す.