信頼性マルチキャストにおけるIntra-session Fairnessを考慮したふくそう制御方式

山口 誠  山本 幹  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J85-B   No.10   pp.1748-1756
発行日: 2002/10/01
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Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
信頼性マルチキャスト,  ふくそう制御,  Intra-session Fairness,  ネットワーク支援,  ファイル・アンド・フォワード,  

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あらまし: 
特定多数の受信ノードに対し信頼性を維持しながら同一情報を転送する信頼性マルチキャストでは,一般的にエンド-エンド間での制御によってスループットが最も低い受信ノードに合わせて情報の転送が行われる.最も低い受信ノードに合わせた場合,同一マルチキャストグループに属する他の受信ノードにおいて,自らが受信できる限界よりかなり低いスループットしか得られないという状況が生じる.これは,各受信ノードのふくそう状況が異なることが一般的にみられる,マルチキャスト通信特有の問題である.この観点からみた受信ノード間の公平性は,Intra-session Fairnessと呼ばれる.信頼性マルチキャストにおいて,エンド-エンド間での制御だけでIntra-session Fairnessを実現するのは不可能である.本論文では,Intra-session Fairnessを実現するため,ネットワーク内にサーバを配置しネットワーク支援を適用することによりサーバが独自にdownlinkに対してふくそう制御を行う方式を提案し,シミュレーションにより評価を行った.