バースト誤り制御符号に対する並列復号法

藤原 英二  難波 一輝  北神 正人  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J85-A   No.11   pp.1284-1295
発行日: 2002/11/01
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Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: 符号理論
キーワード: 
バースト誤り制御符号,  並列復号,  正則行列,  フレーム,  バイト誤り制御符号,  

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あらまし: 
通信システムや光/磁気記録システムなどにおいて,雑音や媒体上の傷などが原因となりバースト誤りが生ずることが知られており,バースト誤り制御符号が多くのシステムに適用されている.バースト誤り制御符号における復号法として,リニアフィードバックシフトレジスタ(LFSR)を用いた逐次復号法が知られている.しかし,大量のデータを同時に読み出し書込みを行う,例えば,ホログラフィックメモリにおいてもバースト誤りに対する制御が必要であり,このメモリシステムの例ではバースト誤り制御符号の並列復号が望まれる.本論文では,一般に,ファイア符号を含む線形バースト誤り制御符号に対し,組合せ回路により実現する並列復号法を提案する.本復号法は,パリティ検査行列の部分行列を含む正則行列の逆行列を用いてバースト誤りパターンを求め,この誤りを完全に含むフレームからのみ正しいバースト誤りパターンが出力することにより訂正できる.更に,単一バイト誤り訂正機能を有する符号に対しても本復号法を適用し,従来より回路量の少ない復号が実現できることを示す.バースト誤り訂正符号及びバイト誤り訂正符号に対し,具体的に復号回路を構成し,その回路量等について比較,評価している.また,本復号法は多重バースト誤り及び多重バイト誤り訂正符号に対しても並列復号可能な汎用性の高い復号法であることを示す.