受講経験・日米受講習慣の影響に注目した遠隔講義システムの評価要因分析

村上 正行  八木 啓介  角所 考  美濃 導彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J84-D1   No.9   pp.1421-1430
発行日: 2001/09/01
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Print ISSN: 0915-1915
論文種別: 論文
専門分野: 教育工学
キーワード: 
遠隔講義,  システム評価,  授業評価,  高等教育,  異文化交流,  

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あらまし: 
本論文では,京都大学とUCLAの間をATM回線を用いたMPEG2による映像伝送で結び,約3か月間にわたって行われた遠隔講義に対するアンケートの分析結果について報告する.この分析では,受講者の受講経験,文化的背景に起因する受講習慣に注目し,画質や対話性を向上したシステムを活用した遠隔講義に対しての評価を行った.その結果,(1)臨場感が満足度に大きく影響し,そのための画質や対話性の向上が重要である,(2)システムの安定性が重要な要因となる,(3)受講経験の増加とともに満足度に影響を与える要因が,システムの性能から授業内容へと移行する,(4)アメリカの学生は授業内容の理解に,日本の学生は授業の雰囲気に,それぞれ重点を置いてシステムを評価する,という四つの点が明らかとなった.